年収の壁・支援強化パッケージについて（令和5年10月～）

企業の人手不足への対応が急務となる中で、これからの季節特に短時間労働者が「年収の壁」を意識して就業調整を行うことが多くなってきます。そんな中、就業調整せずに働くことができる環境づくりを支援するため（年収の壁を意識せずに働くことができように）、政府は当面の対応として下記施策（支援強化パッケージ）を発表しました。

１．106 万円の壁への対応（①キャリアアップ助成金のコースの新設 ②社会保険適用促進手当の標準報酬算定除外）
２．130 万円の壁への対応（③事業主の証明による被扶養者認定の円滑化）※60歳以上、障がいをお持ちの方は180万円の壁になります。
３．配偶者手当への対応（④企業の配偶者手当の見直し促進）

上記の施策を進め、今後年収の壁を意識せずに働くことのできる環境づくりを後押しするとともに、さらに、制度の見直しに取り組むとしています。

概要はこちら➡　年収の壁・支援強化パッケージ｜厚生労働省 (mhlw.go.jp)

立ちはだかる壁にどのように対応していくのか、施策の中身の洗練さはともかく支援の適用を受けようと思ったら事業主も（労働者も）かなり複雑な理解を求められます。支援パッケージの内容についてご不明な際は当事務所へご相談下さい。
なお、当該施策に対しての相談窓口は１０月３０日～開設される予定とのことです。