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令和6年度の障害年金の認定状況についての調査報告書が公表されました。

厚生労働省は、支給が認められない割合が増えているのではないかという外部からの指摘を受けて、昨年度(令和6年度)の障害年金の認定状況について、厚生労働省は1000件を無作為で抽出して調べたところ、不支給の割合が前の年度より4.6ポイント高い13%だったと発表しました。厚生労働省は、審査が適切だったかどうか点検し必要に応じて支給するとしています。

昨年度以降の審査が適切だったかどうか点検し、必要に応じて年金を支給すること、今後、不支給とする場合は客観性や公平性を確保するため、複数の認定医で判断するよう運用を見直すという報告書を作成し公表しています。下欄のサイトを参照。

報告書の中で、皆様が気になる下記について抜粋し記載します。
~抜粋~ 報告書P15
2.不支給等事案の点検
○ 先述の分析内容を踏まえ、過去の事案について、障害認定基準やガイドラインに則り、適切な判定が行われているかどうかを確認する。
○ 具体的には、精神障害等(障害認定基準上の「その他の疾患による障害」の基準に基づいて認定する障害を含む。以下同じ。)の令和6年度以降の不支給事案について、既に審査請求で裁決等が行われた事案を除き、改めて、速やかに、障害年金センターに配置される常勤医師を中心としたチームによる点検を行う。
○ また、精神障害について、令和6年度以降の、目安より下位の等級に認定され、支給されている事案や、目安が2つの等級にまたがるものについて、下位等級に認定され、支給されている事案についても、速やかに同様の点検を行う。
点検の結果、必要なものは、処分を取り消し、改めて支給決定を行う

点検の進捗状況については、日本年金機構のホームページ等で随時公表を行うそうです。

また、
令和4年度及び令和5年度の精神障害等の事案については、両年度の非該当割合は、令和6年度の調査結果の値と比較すると低いが、令和4年4月から、職員による事前確認票に等級案を付すことが始まったことから、上記の点検結果を踏まえ、改めて整理を行う。

報告書はこちらです➡ https://www.mhlw.go.jp/content/12512000/001502249.pdf

腑に落ちない思いをした方も多かったのではないでしょうか。
点検の進捗状況は私もチェックしていきたいと思います。

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