副業・兼業を認めていますか？

「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が令和４年７月に改定されました。
改定後のガイドラインはこちら　➡　　　000962665.pdf (mhlw.go.jp)

ガイドラインの中で企業の対応として、
実際に副業・兼業を進めるに当たっては、労働者と企業の双方が納得感を持って進めることができるよう、企業と労働者との間で十分にコミュニケーションをとることが重要である。なお、副業・兼業に係る相談、自己申告等を行ったことにより不利益な取扱いをすることはできない。加えて、企業の副業・兼業の取組を公表することにより、労働者の職業選択を通じて、多様なキャリア形成を促進することが望ましい。とあり、
①副業・兼業を許容しているか否か
②条件付きで許容している場合は、その条件
上記をホームページ等で公表することを求めています。

また労働者の対応として、
労働者は、副業・兼業を希望する場合にも、まず、自身が勤めている企業の副業・兼業に関するルール（労働契約、就業規則等）を確認し、そのルールに照
らして、業務内容や就業時間等が適切な副業・兼業を選択する必要がある。　～略～　企業が自社のホームページ等において公表した副業・兼業に関する情報を参考にすることや　～略～　また、実際に副業・兼業を行うに当たっては、労働者と企業の双方が納得感を持って進めることができるよう、企業と労働者との間で十分にコミュニケーションを取ることが重要である。としています。

つまり、企業側は「副業・兼業」への考え方や取り組み方をしっかり公表して、労働者側はそれらの情報を参考に自身のキャリアプランを形成していって欲しいということです。
副業・兼業への考え方が曖昧な事業所様はこれを機に、いま一度整理して、就業規則等に落とし込むことはもちろんですが、ぜひ公表へ踏み切っていただきたいと思います。私もお手伝いいたします！